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美術の扉
あらすじ
②中世美術

ではこれから【初期キリスト教美術】の次に生まれた中世時代の美術の流れを見ていきます。
中世時代の美術は3つに分けられます。
【初期中世美術】【ロマネスク美術】【ゴシック美術】です。
では代表的な作品を簡単に紹介していきます。

【初期中世美術】は西ローマ帝国滅亡後の多民族・多地域の文化とキリスト教美術のミックス時代です。

そしてその次にくる【ロマネスク美術】はこのような絵画もありますが

絵画よりも建築の方が有名です。
ロマネスク建築といえばあのピサの斜塔があるピサ大聖堂が大変有名なのでぜひ覚えてください。
建物の特徴は壁が厚いことによる「ずんぐりむっくり」です。

そして中世時代最後の美術が【ゴシック美術】です。

【ゴシック美術】も絵画よりも建築の方が有名です。
代表的なゴシック建築を紹介します。
世界最大のゴシック建築は、ドイツにあるケルン大聖堂です。

どのくらい大きいか伝わりますか?
キリスト教の力がとても強く神様が一番だったこの中世時代
ゴシック建築は天に、神に届くように高く高く造られているのが特徴です。

そしてゴシック建築のもう一つの特徴は壁を薄くしたことで可能になった、美しく繊細で緻密なステンドグラスです。
字が読めない人でも聖書を理解できるよう、聖書物語になっているこのようなステンドグラスが各地で作られました。
静寂に満ちた大聖堂の中で見るステンドグラスは息を呑むほど美しく、尊く厳かです。

他にもゴシック美術を代表する建築として、イタリアのミラノ大聖堂

フランスのシャルトル大聖堂などがあります。
そしてこの後いよいよルネサンスが開花、
「西洋絵画の時代」が幕を開けます。
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