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Bar美術の扉
新古典主義の幕開け
フランス革命が起きる直前、美術界でも革命の兆しが見えていました。
18世紀前半よりポンペイなどの古代遺跡の発掘が相次ぎ、古代ギリシャ・ローマへの憧れが高まり、古典を理想とする考えが再び生まれます。
そして古代ローマの逞しく厳しい文化を手本にしようとして、新古典主義が生まれます。
この新古典主義の幕開けとなる作品がのちにナポレオンの公式画家となるジャック=ルイ・ダヴィッドがローマで制作し、1785年にパリのサロンに出品した「ホラティウス兄弟の誓い」です。

古代ローマの建国にまつわる伝承を主題にしたこの作品では、恋愛至上主義だったロココ絵画とは対極的に、自分たちの命をかけて祖国と信念のために戦う行為が描かれています。
色調を抑え、堅固な構図の中に明確なデッサンで描かれた彫刻的な人物像は、ラファエロ(ルネサンス)やニコラ・プッサン(バロック)に通じる絵画芸術における古典主義への回帰が明らかで、それゆえに新古典主義と呼ばれます。
そして1789年から始まるフランス革命により長い間権力を握っていた王や貴族たちは市民階級に勢力を奪われ、宮廷を中心としたロココの美術は贅沢でだらしない文化と批判されました。
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