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美術の扉
マニエリスムと言われる後期ルネサンスまできました。
16世紀になりイタリアは社会的にも、宗教的にも不安定になります。
ローマ・カトリックは宗教改革で揺れ動き、各地で戦争が相次ぎます。
この時代の人々は、自然の美しさや人間の尊厳を讃えたかつての調和にあふれた美術では満足できず、むしろ不安感が漂う緊張した雰囲気の作品が作られるようになりました。

そして生まれたのがこのような絵です。
左側はイタリアのマニエリスムを代表する画家のパルミジャニーノ、右側はギリシャのクレタ島出身でスペインで活躍した画家のエル・グレコです。
エル・グレコは次の時代のバロック時代にも活躍し、世界4大絵画の一つを描いた人物でもあります。
ここでこの巨匠エル・グレコがスペインで活躍した画家であることに注目して下さい!
歴史の中心舞台がイタリアからスペインの黄金時代へと少しずつ突入していきます。
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